薬局業務日誌

薬局で役に立つ情報を綴っていきます。

製剤学

メネシット・ネオドパストン/マドパー・ネオドパゾール 採用するとしたら?  -論文読んで業務負担を軽減―

・配合されている芳香族L-アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤の種類 メネシット/ネオドパストンに配合されている阻害剤はカルビドパ マドパー/ネオドパゾールに配合されている阻害剤はベンセラジド 以前 「メネシット(=ネオドパストン)とマドパ(=ネオドパゾ…

ザイザル®錠とジルテック®錠に違いは? -論文読んで業務負担を軽減ー

~ついでに鏡像異性体とかも勉強~ アレルギー治療薬の2種の成分名 ザイザル(販売開始2010年12月) → レボセチリジン ジルテック(販売開始1998年9月)→ セチリジン あれ? ザイザルとジルテックは一部同じ名前が入ってる? でも「レボ」が付いてるから違…

バファリンA81とバイアスピリンの違いは? -論文読んで業務負担を軽減ー

~ついでに製剤学もご一緒に~ 低用量アスピリン錠剤は主に2系統あります。 ・配合錠系(バファリンA81、ファモター配合錠A81等) ・腸溶錠系(バイアスピリン、アスピリン腸溶錠「※後発品メーカー名」等) 配合錠系:アスピリンと緩衝制酸剤のダイアルミネ…

添付文書の疑問 ~持続型インスリンの投与回数~

<introduction> 現在市販されている持続型インスリンはデテミル(レベニル®)/グラルギン(ランタス®)/デグルデク(トレシーバ®)の3種。 グラルギンとデグルデクの投与回数2回の記載が無いのに対し、デテミルは「他のインスリン製剤との併用において、2回投与する場合は</introduction>…

メネシット(=ネオドパストン)とマドパ(=ネオドパゾール)用量に違いがあるのはナゼ?

知らなかった...(T_T) メネシット(=ネオドパストン)とマドパー(=ネオドパゾール)で用量に違いがあるんですね... 勉強不足でした で、考えられる原因はやはり、ドパ脱炭酸酵素阻害薬 dopa-decarboxylase inhibitor(DDC阻害剤、DCI)の違いでしょう メネシ…

認知症治療薬のup-titrationの根拠は?

まずはすでにジェネリックも出ているアリセプトから、 <アルツハイマー型認知症> 成人:ドネペジル1日1回3mgから開始 1週間以上あけて5mgに増量 ※ 高度アルツハイマー型認知症患者の場合は5mgで4週間以上あけて10mgに増量(適宜減量なので10mgがMAX…

ペンタサとアサコールの違いは?

やはり薬剤師なら製剤学は重要ですよね。 論文も合わせながら書いて行ければと思ってます。 徐放性製剤は名前にLとかCR入ってるものはわかりやすいですよね。 でも名前を見ても徐放性かどうかわからないものもあります。 その一つがペンタサとアサコールです…